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R4福島県沖地震への災害対策支援活動

令和4年3月16日、福島県沖地震が発生しました。前回R3.2の福島県沖地震から約1年後、またもやこんな大きな地震が来るなんて…

(公社)福島県不動産鑑定士協会では、不動産鑑定評価の専門家である不動産鑑定士が、社会貢献として行うことができる活動として、被災地・被災者支援活動に取り組んでいます。
今回も国見町・桑折町・矢吹町と「福島県沖地震に係る住家被害認定調査等に関する協定書」を締結し、災害対策支援を行いました。
弊社鑑定士石田も引き続き、同協会の災害対策支援委員会の委員長として、自治体の初動マネジメントから、住家被害認定調査に係る自治体職員への研修、各被災現場での1次調査、2次調査の実地演習、被災住民への相談対応等を行いました。

今回は約1年間で二度目の被災とあって、各自治体の初動も迅速でした。国見町では被災当日から罹災証明書受付体制をとり、町外からの応援職員を確保。桑折町の職員向け研修では約70名の職員が参加し、災害への意識の高さを感じさせました。

県北地方には独特の工法でもある石造りの蔵が多いのが特徴です。内閣府の被害認定運用指針や損傷の程度の例示にも石造りの項目がない為、今回鑑定士協会独自に石造りに対応した損傷の程度の例示を策定する等、目線の統一作業に力を入れました。

損傷の程度をどう判定するか悩ましい石造り

3月下旬から始まったこれらの支援も、6月末をもって一区切り。
毎年、増加する自然災害ですが、平時からの備えが大切だと今回も認識させられた災害支援活動でした。もう、災害が起こらないことを祈るばかりです。

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